インビザライン
よくあるご質問

矯正治療は、骨格の明らかな異常がある場合には、例外的に「顎変形症」という病名で、外科矯正という形で行う場合にのみ保険の治療対象になることがあります。
ですが、通常一般的に行われる矯正治療は審美目的ととらえられ保険が適用になりません。そのため、100%自費診療となります。
ただし、矯正治療は医療費控除の対象となりますので、確定申告により医療費の負担を軽くすることが可能です。

インビザラインは歯全体を覆うため、最初の頃は多少発音しにくいと感じることがあります。ですが、通常は2、3日もすれば慣れて普通どおり発音できるようになりますのでそれほど心配はいりません。
実際、接客業の方やアナウンサーの方などでインビザライン治療を受けている方は多くいらっしゃいます。

インビザラインのマウスピースは、歯を全体的に覆うマウスピースタイプですので、差し歯、詰め物、被せ物があっても特に問題なく治療が可能です。
ただし、インプラント、ブリッジ、入れ歯が入っている場合には、そのままの状態で歯を動かすことはできないため、ご相談させていただきます。

矯正治療では痛みが出るのが当たり前、というイメージがあり、そのような理由で矯正治療を思いとどまっている人もいるかもしれません。
矯正治療による痛みは主に、装置が粘膜を傷つける痛みと、歯が動く際の痛みによるものですが、インビザラインの場合、そのような痛みが出にくいように設計されていますので、痛みが苦手な方にも向いています。

インビザラインのマウスピースはほぼ無色透明で、装着していてもほとんど周囲に気づかれることがありません。
厚みに関しても0.5ミリの厚さと非常に薄いため、ワイヤーの装置をつけている場合とは違って口元が盛り上がることもありません。

インビザラインは、食べる時だけでなく、飲み物を飲む際にも水以外は基本的には外していただくようお願いいたします。
糖分を含む場合、糖分がマウスピースの内部に入り込み、むし歯のリスクがありますし、糖分が入っていなくても色がついている飲み物の場合には、マウスピース内部に入り込むと着色して見えることがあります。

インビザラインのマウスピースは、1日に20時間以上つけないと、効果が十分に現れない可能性があります。
そのため、基本的には食事と歯磨きの時以外には常に装着していただくことが前提となります。
もしそれが不可能な場合には、インビザラインでは十分な効果が出ない恐れがあるため、ワイヤー矯正をおすすめします。

インビザライン治療は患者さまご自身で次のマウスピースに段階的に交換していただくことで治療が進んでいきます。通常のワイヤー矯正では、1カ月に1度くらいのペースで装置の交換や調整が必要ですが、インビザラインは1か月半～2カ月に一度程度と、通院間隔が広めで、来院時にも基本的にそれほど時間もかかりませんので、お忙しい方にも向いています。

インビザラインに特に年齢制限はありません。
ただし、歳をとるにつれ、骨が硬くなる傾向があり、歯が移動しにくく、その分治療期間がかかることはありますが、治療ができないというわけではありません。
重度の歯周病がある、インプラントやブリッジがたくさん入っている、というようなことがなければ治療が可能になることも多いので、興味のある方は一度ご相談ください。

インビザラインかインビザラインGoかというのは、きちんとドクターが見た上で判断しますので、気になる方はカウンセリングを受けてみられることをおすすめします。