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歯科コラム

「インプラント」をしていても顔の脱毛は受けられる?
インプラント手術をしている人はどのようなことを注意した方がいいのか、歯医者さんで教えてもらうことができます。今回は、それだけでなくこんなことまで注意が必要なの?!ということも紹介していきます。

◆顔の脱毛は注意が必要!

脱毛にはたくさんの方法がありますが、レーザー脱毛をするときはインプラントをしている人は注意が必要になります。レーザー脱毛はレーザーが体内に吸収されるときに発生する熱を利用して行われています。熱を利用して行うということは、毛を焼き切っていると考えてもらって結構です。毛を焼き切ることになるので少しチクチクとした痛みが出ます。本来はレーザーを脱毛したい部位にあてるので広範囲に影響は出ずすみますが、インプラントでは注意が必要になります。なぜなら、脱毛をするときに利用するレーザーが、インプラントに反応してしまう可能性があるからです。インプラントのボルトにレーザーが反応してしまうと、その部分にレーザーが集中してしまい強い火傷につながる可能性があります。ボルトはチタンが使用されることが多いです。

◆事前のアンケートで聞かれないことが多い

事前のアンケートで聞かれないことが多い
脱毛クリニックなどの問診票にインプラントの有無やインプラントの既往については聞かれることが少ないようです。インプラントを使用していてもレーザーをすることにあまり危機感を抱いているスタッフが少ないことがその要因としてあげられるかもしれません。美容スタッフの多くがそこまでインプラントの金属について理解していないことも多く、大怪我に繋がる可能性も周知していない結果、事前アンケートでも聞かれない状況になっているのではないでしょうか。

◆他にもある避けるべきこと

インプラントをしている人は他にも避けるべきことがあります。まずは歯ぎしりです。インプラント自体に大きく影響を与えるのが歯ぎしりです。ギリギリと歯同士をすり減らすグライディングや、クレンチングによる食いしばりが原因でインプラントに大きな負担がかかりすぐダメになってしまうこともあります。 MRIやCTはインプラントの人でもできるのか、気になる方がいるかもしれませんが、これはどちらも大丈夫であるというレベルです。というのも、MRIやCTは画像による診断に使用されます。インプラント自体では問題ないのですが、インプラントの上に磁石が付いている場合は画像が乱れる原因になり歯科診療をする上で正確な診断ができないということもあります。歯医者さんも十分理解しているので初めての歯科医院でCTをとるときや、病院でMRIを撮るときは事前に申し出ておきましょう。
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